物理障害トラブル時はどうする?
HDD障害発生時に、手順を確認せず慌てて対処してしまうという方が多いように思います。パソコンを操作するときはまず上書きに注意しなければなりません。操作のミスでデータを消してしまったという場合に復旧するよりも、上書きしてしまったデータを取り戻すことの方がよほど難しいのです。
上書きというのは、Office製品のアプリケーションで編集した内容を、上書き保存するというようなものではなく、実ファイルに対して同じファイル名で、違った内容を保存するというようなことです。
障害は早期に発見できた方が復旧できる確率は高くなりますが、そのためには、少しでも異常を感じた時に、HDDの状態をよく確かめるということが大事です。
HDDに障害が起こる前ぶれとして、異音がしたりおかしな匂いがしたりということがあります。
HDDに何らかの障害が発生してると思われる場合は、実際にパソコン本体に耳を近づけてみて、音を確認したりにおいを嗅いでおかしな匂いがしないか確認してみるのがいいと思います。
通電していない状態でも、HDDに物理的な障害が生じている場合は、振動音がしたり動作音がする場合もあります。
異音といってもあまり大きな音がするわけではないので、よく聞き分けてみて下さい。HDDの物理障害がある場合は、ファンなどの故障によって熱を持っている可能性があります。
こういった場合、よく焦げた匂いがするというようなことがいわれています。
ひどい場合発火したりという事故に繋がることもありますので、十分に気をつけなければなりません。